マンション管理人の年収は300万円台から500万円が平均です。
この記事では、マンション管理人の年収相場をデータをもとに紹介します。
マンション管理人の平均年収はいくら?
マンション管理人の平均年収は、調査によって大きく異なります。
ここでは、厚生労働省と求人サイトのデータを見てみましょう。
厚生労働省では平均年収370.1万円
厚生労働省の職業情報提供サイトjob tagによると、マンション管理員の平均年収は370.1万円です。
平均年齢は57.6歳となっています。
就業形態を見ると、主に次のような割合です。
- パートタイマー:42.3%
- 契約社員・期間従業員:38.5%
- 正社員:19.2%
正社員よりも、パートや契約社員として働く人が多いことが分かります。
ただし、370.1万円はマンション管理員だけの給与を示した数字ではありません。
また、短時間勤務の場合は年収も低くなるため、60代から働く場合は「平均年収」より週何日・何時間働くかで収入を考えることが大切です。
求人サイトでは平均年収494万円
求人ボックスの給料ナビでは、2026年7月時点の「マンション管理」の平均年収は494万円です。
ただし、給与の幅は338万〜904万円と広く、もっとも多い給与帯は338万〜409万円となっています。
また、「マンション管理」には管理人以外の職種が含まれる可能性があるため、494万円をそのままマンション管理人の平均年収と考えるのは適切ではありません。
60代からマンション管理人として働く場合は、平均年収だけを見るのではなく、求人に記載されている時給・勤務日数・勤務時間から実際の月収を確認するのがおすすめです。
働き方別のマンション管理人の年収
マンション管理人の収入は、雇用形態によって変わります。
正社員・契約社員・パート・住み込みに分けて見てみましょう。
フルタイムで働く場合
1日8時間・週5日で働く場合、時給1,270円なら月収は約20万円、年収は約244万円が目安です。
フルタイムは収入を増やしやすい一方で、清掃や巡回の時間も長くなります。
60代以上で体力に不安がある場合は、仕事内容や休憩時間も確認しておきましょう。
週3〜4日で働く場合
定年後に無理なく働きたい人には、週3〜4日の勤務が選択肢になります。
1日5時間の場合、週3日なら月収約7.6万円、週4日なら約10.2万円です。
「年金に月5万〜10万円ほど上乗せしたい」という人にも合わせやすい働き方です。
1日4〜5時間で働く場合
マンション管理人には、午前中だけなど短時間勤務の求人もあります。
長時間働く必要がないため、体力への負担を抑えながら収入を得やすいのがメリットです。
特に初めてマンション管理人として働く場合は、短時間勤務から始めて仕事に慣れるのもよいでしょう。
住み込みで働く場合
マンションによっては、住み込みの管理人を募集していることもあります。
給与だけを見ると高くない場合でも、家賃や住居費の負担を抑えられる求人であれば、手元に残るお金が増えることがあります。
ただし、勤務時間外の対応が必要になるケースもあるため、応募前に勤務時間と住居費の条件を確認しておきましょう。
60代は年金と給料を合わせていくらになる?
60代以降は、マンション管理人の給料だけでなく、年金と合わせて毎月いくらになるかで考えると生活のイメージがしやすくなります。
たとえば年金が月10万円の場合、マンション管理人として月5万円稼げば、毎月の収入は合計15万円になります。
年金+月5万円で働く場合
「生活費を少し補いたい」という人なら、月5万円程度を目標にする方法があります。
年金が月10万円なら、
年金10万円+給料5万円=月15万円
です。
月5万円なら短時間・少ない勤務日数でも目指しやすいため、体力に不安がある人にも向いています。
年金+月10万円で働く場合
もう少し収入を増やしたい場合は、月10万円程度を目標にするとよいでしょう。
年金が月10万円なら、
年金10万円+給料10万円=月20万円
になります。
前章の時給1,270円を目安にすると、1日5時間・週4日程度で月10万円前後を目指せます。
「週5日は働きたくないけれど、年金だけでは生活費が足りない」という人にも選びやすい働き方です。
働くと年金は減る?
年金を受け取りながら働いても、必ず年金が減るわけではありません。
2026年4月からは、賃金と老齢厚生年金の合計が月65万円を超えると、老齢厚生年金の一部または全部が支給停止になる場合があります。
なお、老齢基礎年金は在職老齢年金による減額の対象ではありません。
マンション管理人として月5万〜10万円程度働く場合は、年金額にもよりますが、65万円の基準を超えないケースが多いでしょう。
税金や社会保険にも注意する
給料を受け取ると、収入によっては所得税や住民税、社会保険料などがかかる場合があります。
そのため、「年金10万円+給料10万円=そのまま20万円が手元に残る」とは限りません。
マンション管理人の求人を選ぶときは、年収だけでなく、希望する手取り額と無理なく続けられる勤務日数のバランスを考えることが大切です。
マンション管理人の年収を上げるには?
少しでも収入を増やしたい場合は、「資格」と「求人選び」を意識してみましょう。
資格手当がある求人を探す
管理会社によっては、資格を持っている人に手当を支給しています。
たとえば「管理業務主任者」などです。
資格手当がある場合、毎月の給料に数千円〜数万円が上乗せされることがあります。
ただし、すべての会社で資格手当が出るわけではありません。
資格を取る前に、希望する求人で手当があるか確認しておくとよいでしょう。
また、「マンション管理員検定」は、マンション管理の仕事内容を学びたい人向けの資格です。
資格だけで大幅な年収アップにつながるとは限りませんが、未経験から仕事を始める際の知識習得には役立ちます。
求人票では6つのポイントを確認する
同じマンション管理人でも、求人によって収入は大きく変わります。
応募前に次の項目を確認しましょう。
| 確認する項目 | チェックする理由 |
|---|---|
| 雇用形態 | 正社員・契約社員・パートで収入が変わる |
| 勤務日数・時間 | パートの場合は月収に直結する |
| 賞与 | 年収に大きく影響する |
| 資格手当 | 資格によって給料が増える場合がある |
| 住み込みの条件 | 家賃や光熱費の負担が変わる |
| 勤務地 | 地域によって給与水準が異なる |
特にシニア世代の場合は、年収だけで求人を選ばないことも大切です。
高収入でも、勤務時間が長かったり、体力的な負担が大きかったりすると長く続けられない可能性があります。
「毎月いくら必要なのか」を決めてから、勤務日数や仕事内容を比較してみましょう。


