「定年後は自由な時間が増えて楽しく過ごせる」と思っていたものの、実際には「毎日暇で何をすればいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
仕事を辞めると生活のリズムや人との交流が大きく変わるため、暇を感じるのは決して珍しいことではありません。
この記事では、定年後に暇を感じる理由や、毎日を充実させるおすすめの過ごし方、一日を楽しく過ごすコツを紹介します。
定年後に暇を感じる3つの理由
まずは、なぜ定年後に暇を感じるのか、その理由を見ていきましょう。

仕事がなく生活の目標を失う
現役時代は、仕事が毎日の生活の中心だった方も多いでしょう。
決まった時間に起きて会社へ行き、仕事を終えて帰宅する。この生活を何十年も続けてきたため、自然と毎日に目標や役割がありました。
しかし、定年退職をすると、その目標が突然なくなります。
朝起きても「今日は何をしよう」と考えるようになり、時間を持て余してしまう人も少なくありません。
事実、内閣府が60歳以上の人を対象に行った調査では、仕事以外の社会活動を続けている人や、現在の仕事に満足している人ほど、生きがいを感じている割合が高い傾向も示されています。
人と会話する機会が急に減る
仕事をしていると、同僚や取引先など、毎日のように誰かと会話をしていました。
しかし、退職すると、人と話す機会は一気に減ります。
誰とも話さない日が続くと、毎日に刺激が少なくなり、「暇だな」「つまらないな」と感じやすくなります。
反対に、趣味や地域活動を通して人と交流している人ほど、充実した毎日を送っている傾向があります。
時間の使い方を決めていない
定年後は自由な時間が大幅に増えます。
しかし、予定がないまま過ごすと、テレビを見たり昼寝をしたりして一日が終わり、「今日も何もしなかった」と感じてしまいます。
暇を感じる原因は人それぞれですが、生活の中に「役割」や「人とのつながり」があるだけでも毎日の充実感は大きく変わります。
趣味や旅行を始める人もいれば、「週に2〜3日だけ働く」人も増えています。
「少し働いてみたい」と思ったら、まずはどんな仕事があるのか見てみるのがおすすめです。
シニアジョブは、50代・60代・70代向けの求人を多く掲載しているシニア専門の求人サービスです。会員登録は無料で、登録すると希望条件に合った求人を確認できます。
「自分にもできそうな仕事はあるかな」と気軽に探してみることから始めてみましょう。
定年後の暇を充実にする過ごし方5選

定年後の暇をなくすためには、毎日を予定で埋める必要はありません。
大切なのは、「少し楽しみだな」と思える時間を作ることです。
ここでは、60代・70代でも無理なく始められる、おすすめの過ごし方を5つ紹介します。ここでは、60代・70代でも無理なく始められる、おすすめの過ごし方を5つ紹介します。
散歩やウォーキングで体を動かす
まず始めやすいのが、散歩やウォーキングです。
お金がほとんどかからず、特別な準備も必要ありません。
近所を30分ほど歩くだけでも気分転換になり、運動不足の解消にもつながります。
毎日同じ道ではなく、公園や川沿いなど少し違う場所を歩くだけでも新しい発見があります。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」では、高齢者に対して、歩行またはそれと同じ程度以上の身体活動を1日40分以上行うことを推奨しています。
まずは週に2〜3回から始めてみましょう。
旅行や日帰り観光を楽しむ
定年後は時間に余裕があるため、旅行を楽しみやすい時期でもあります。
平日に出かければ混雑を避けやすく、宿泊料金が安いこともあります。
遠くへ行かなくても、近くの温泉や観光地へ日帰りで出かけるだけでも十分楽しめます。
「来月はここへ行こう」と予定を立てることで、毎日の楽しみも増えていきます。
絵画や家庭菜園など趣味を始める
新しい趣味を始めることも、定年後の生活を充実させる方法の一つです。
読書や園芸、写真、絵画、囲碁・将棋、料理など、自宅や近所で始められる趣味もたくさんあります。
趣味は、単に暇な時間を埋めるだけではありません。
国立長寿医療研究センターでは、60歳以上の人を対象とした研究から、趣味を持っている人は、趣味がない人と比べて認知症の発症リスクが低かったことを紹介しています。
最初から上手にできなくても問題ありません。
続けるうちに少しずつ上達し、毎日の楽しみになっていきます。
地域活動やサークルに参加する
退職後は、人と話す機会が減りがちです。
地域のサークルや趣味の教室、ボランティア活動に参加すると、新しい仲間と出会うきっかけになります。
同じ趣味を持つ人との交流は、毎日の生活に良い刺激を与えてくれます。
最初は見学だけでも構いません。気軽に参加できる場所を探してみましょう。
無理のない仕事や副業を始める
「まだ元気だから少し働きたい」という人は、無理のない範囲で仕事を始めるのもおすすめです。
収入が増えるだけでなく、社会とのつながりを感じられることも大きな魅力です。
最近では、短時間のアルバイトや在宅でできる仕事など、シニア向けの仕事も増えています。
体力や生活スタイルに合った働き方を選べば、毎日に張り合いが生まれるでしょう。
最近では、60代・70代向けの求人を専門に扱うサービスも増えています。
まずはどんな仕事があるのか見てみるだけでも、新しい選択肢が見つかります。
定年後を充実させる一日の過ごし方

定年後の生活を充実させるためには、特別なことをする必要はありません。
ここでは、無理なく続けられる過ごし方を紹介します。
毎日同じ時間に起きて生活を整える
定年後は時間に余裕があるため、つい朝寝坊をしてしまうこともあります。
しかし、起きる時間が毎日バラバラになると、生活のリズムが乱れやすくなります。
まずは毎日同じ時間に起きることを意識しましょう。
朝食を食べて、散歩をするだけでも、一日を気持ちよく始められます。
午前中に外出や運動の予定を入れる
午前中に予定があると、「今日は何をしよう」と悩む時間が減ります。
散歩や買い物、図書館へ行くなど、短時間の外出でも十分です。
家の中だけで過ごす日が続くよりも、気分転換になり、生活にもメリハリが生まれます。
一人の時間と人との交流を両立する
一人で趣味を楽しむ時間も大切ですが、人と話す時間も同じくらい大切です。
家族や友人と食事をしたり、趣味のサークルに参加したりすることで、毎日に楽しみが増えます。
「週に1回は誰かと会う」など、小さな目標を決めるだけでも十分です。
まずは週に一つ予定を作る
最初から毎日予定を入れる必要はありません。
まずは、「来週は温泉へ行く」「土曜日は友人とランチをする」など、週に一つ楽しみな予定を作ることから始めてみましょう。
予定があるだけで、その日を楽しみに毎日を過ごせるようになります。
定年後は、時間がたくさんあるからこそ、自分で毎日を作っていくことが大切です。
無理のない範囲で新しいことに挑戦し、自分に合った楽しみを見つけることで、定年後の生活は今よりもっと充実したものになるでしょう。



