「シニアの仕事は、どこで探せばよいのだろう」と迷っていませんか。
仕事はハローワークだけでなく、シニア向け求人サイトや自治体の窓口、シルバー人材センターなどでも探せます。
この記事では、仕事を探す前に決めておきたいことから、シニア向けの仕事の探し方、求人選びのポイント、スマホでの検索方法まで解説します。
シニアの仕事の探し方6選
シニアが仕事を探す方法は、大きく6つあります。
それぞれ見つかる求人やサポート内容が違うため、自分に合う方法を選ぶことが大切です。
ハローワークで探す
「どんな仕事が自分に合うか分からない」という人は、ハローワークがおすすめです。
求人を探せるだけでなく、職員に相談しながら仕事を探せます。
60歳以上を対象とした「生涯現役支援窓口」が設けられているハローワークもあり、シニアの再就職をサポートしています。
履歴書の書き方や面接について相談できる場合もあるため、久しぶりに仕事を探す人にも向いています。
求人サイトで探す
できるだけ多くの求人を見たい人は、求人サイトを利用しましょう。
勤務地や職種、勤務時間などを指定して検索でき、自宅にいながら仕事を探せます。
検索するときは、
- シニア歓迎
- 60代活躍中
- 65歳以上歓迎
- 年齢不問
などの条件を入れると、応募しやすい求人を見つけやすくなります。
複数の求人を比較しながら、自分の希望に合う仕事を探したい人におすすめです。
シニア向け求人サイトで探す
60代・70代でも応募しやすい仕事を探したいなら、シニア向けの求人サイトも便利です。
一般的な求人サイトと比べて、シニア歓迎の求人を探しやすいのが特徴です。
年齢を気にせず応募できる求人を効率よく探したい人は、一度確認してみるとよいでしょう。
シニアジョブは、50代・60代・70代向けの求人を多く掲載しているシニア専門の求人サービスです。会員登録は無料で、登録すると希望条件に合った求人を確認できます。
「自分にもできそうな仕事はあるかな」と気軽に探してみることから始めてみましょう。
シルバー人材センターで探す
短時間・短日数で無理なく働きたい人には、シルバー人材センターもおすすめです。
清掃や施設管理、軽作業、家事支援など、地域に密着した仕事が中心です。
一般的なパートやアルバイトとは異なり、毎日フルタイムで働く仕事ばかりではありません。
「週に数日だけ働きたい」「年金に少し収入を足したい」という人に向いています。
ただし、地域によって紹介される仕事の種類や量には差があります。
自治体の就労支援を利用する
市区町村によっては、シニア向けの就職相談や合同面接会、就職セミナーなどを実施しています。
地域の企業とつながりがあるため、自宅近くの仕事を見つけられることもあります。
「できるだけ遠くまで通勤したくない」という人は、住んでいる自治体のホームページで確認してみましょう。
「シニア 就職支援 ○○市」などと検索すると見つけやすくなります。
知人や以前の勤務先に相談する
これまでの仕事の経験を活かしたい場合は、知人や以前の勤務先に相談する方法もあります。
長年働いてきた人ほど、仕事を通じた人脈があるものです。
元同僚や取引先などに仕事を探していることを伝えると、求人サイトには載っていない仕事を紹介してもらえる場合があります。
また、以前の勤務先で再雇用や短時間勤務ができないか確認してみるのもよいでしょう。
特に、専門知識や資格、管理職経験などがある人は、これまでの経験を活かせる仕事が見つかる可能性があります。
どの方法を使うか迷ったら、まずは「ハローワーク+求人サイト」から始めるのがおすすめです。
相談しながら方向性を決めつつ、自分でも求人を探せるため、仕事探しを進めやすくなります。いか相談してみるのもよいでしょう。
仕事を探す前に決める4つの条件
仕事を探し始める前に、希望する働き方をある程度決めておきましょう。
条件が曖昧なままだと求人を選びきれず、仕事探しに時間がかかってしまいます。
特に、次の4つを決めておくと求人を絞り込みやすくなります。
月にいくら稼ぎたいか
まずは、月に必要な収入を考えましょう。
例えば、
- 月3万円程度
- 月5万円程度
- 月10万円以上
など、目安を決めておくと必要な勤務時間が分かりやすくなります。
年金に少し収入を足したい人と、生活費をしっかり稼ぎたい人では、選ぶ仕事も変わります。
求人を見るときは時給だけでなく、**「週何日・何時間働けば希望する月収になるか」**まで確認しましょう。
週に何日働きたいか
無理なく続けられる勤務日数も決めておきましょう。
例えば、週2〜3日なら清掃やマンション管理、スーパーなどのパート求人を探しやすくなります。
一方、週5日働きたい場合は、フルタイムのパートや契約社員なども選択肢になります。
最初から無理な日数を設定せず、長く続けられる働き方を優先することが大切です。
1日何時間まで働けるか
勤務日数だけでなく、1日の勤務時間も重要です。
同じ週3日勤務でも、
「1日4時間なら働ける」
「8時間勤務は体力的に厳しい」
という人もいるでしょう。
求人には「1日4時間〜」「午前中のみ」などの短時間勤務もあります。
体力に不安がある場合は、最初から短時間勤務の求人を中心に探すのがおすすめです。
通勤時間は何分までにするか
仕事を長く続けるには、通勤の負担も考えておきましょう。
仕事内容が自分に合っていても、毎日の通勤に時間がかかると負担になりやすくなります。
例えば、
「自宅から30分以内」
「電車を使わず通える範囲」
など、自分なりの基準を決めておくと求人を選びやすくなります。
シニアの仕事探しでは、給与や仕事内容だけでなく、無理なく通い続けられるかも大切なポイントです。
4つの条件をすべて厳しく設定する必要はありません。
まずは「これだけは譲れない」という条件を1〜2個決め、残りは求人を見ながら調整すると仕事を見つけやすくなります。
シニアが仕事を探すときのコツ
シニアが仕事を探すときは、給与だけで求人を選ばないことが大切です。
長く働くためには、年齢や体力、通勤のしやすさなども確認しましょう。
「シニア歓迎」「60代活躍中」の求人を選ぶ
求人を見るときは、「シニア歓迎」「60代活躍中」「65歳以上歓迎」などの記載があるか確認しましょう。
こうした求人は、シニア世代の採用に前向きな可能性が高く、年齢を理由に応募をためらう必要も少なくなります。
一方で、「年齢不問」と書かれているだけでは、シニアを積極的に採用しているとは限りません。
できれば、実際に60代以上が働いている職場を選ぶのがおすすめです。
同年代が働いているか確認する
求人票や企業の採用ページに「60代活躍中」「幅広い年代が在籍」などの記載があるか確認しましょう。
同年代の人がすでに働いている職場なら、仕事内容や勤務時間がシニアにも合っている可能性があります。
面接時に「60代の方は何人くらい働いていますか」と聞いてみるのもよいでしょう。
体力的に続けられる仕事を選ぶ
仕事探しでは、「採用されるか」だけでなく「続けられるか」も重要です。
立ち仕事が多い、重い荷物を運ぶ、屋外で長時間働くなど、仕事によって体への負担は大きく異なります。
仕事内容をよく確認し、無理なく続けられる仕事を選びましょう。
体力に不安がある場合は、短時間勤務や座ってできる仕事から始める方法もあります。
通勤しやすい職場を選ぶ
長く働きたいなら、通勤時間も重要です。
片道1時間以上かかる職場は、仕事内容が楽でも通勤だけで負担になることがあります。
自宅から30分程度まで、乗り換えが少ない、徒歩や自転車でも通えるなど、自分なりの基準を決めておきましょう。
時給だけでなく月収で考える
時給が高い求人でも、勤務日数が少なければ思ったほど稼げないことがあります。
逆に、時給が少し低くても勤務時間が安定していれば、希望する月収を得やすい場合もあります。
求人を見るときは、
「時給×1日の勤務時間×月の勤務日数」
で、おおよその月収を計算してみましょう。
希望する収入と無理なく働ける時間の両方を考えて選ぶことが大切です。
シニアでも採用されやすい仕事
シニア向けの求人は、経験を活かせる仕事から未経験でも始めやすい仕事まで幅広くあります。
特に、次のような仕事は60代以上を募集している求人を見つけやすい傾向があります。
| 仕事 | 向いている人 |
|---|---|
| マンション管理員 | 人と接することが苦にならない |
| 清掃員 | 黙々と作業したい |
| 警備員 | 体を動かして働きたい |
| スーパーのスタッフ | 接客が好き |
| 調理補助 | 飲食店で働きたい |
| 送迎ドライバー | 運転経験を活かしたい |
| 事務補助 | デスクワーク経験がある |
マンション管理員
マンションの受付や共用部分の点検、清掃などを行う仕事です。
特別な資格がなくても応募できる求人があり、シニア世代が働いている職場もあります。
人と接する機会があるため、住民へのあいさつや簡単な対応が苦にならない人に向いています。
清掃員
オフィスや商業施設、ホテルなどを清掃する仕事です。
未経験から始められる求人が多く、短時間勤務を選べる場合もあります。
一人で黙々と作業するのが好きな人にも向いています。
警備員
施設内の見回りや交通誘導などを行います。
シニア歓迎の求人が比較的見つかりやすく、未経験から始められる仕事もあります。
ただし、立ち仕事や屋外勤務になる場合もあるため、仕事内容を確認してから応募しましょう。
スーパーのスタッフ
品出しやレジ、惣菜づくりなど、さまざまな仕事があります。
店舗数が多く、自宅近くの求人を探しやすいのがメリットです。
短時間勤務の求人もあるため、週2〜3日程度から働きたい人にも向いています。
調理補助
飲食店や病院、介護施設などで、盛り付けや洗い物、簡単な調理を行います。
特別な調理経験がなくても応募できる求人があります。
料理が好きな人や、家事経験を活かしたい人に向いています。
送迎ドライバー
介護施設や病院、スクールなどの利用者を送迎する仕事です。
長年の運転経験を活かせるのが特徴です。
求人によっては普通自動車免許があれば応募できますが、勤務先によって必要な免許や条件が異なるため確認しましょう。
事務補助
データ入力や書類整理、電話対応などを行います。
会社員として事務経験がある人は、これまでの経験を活かしやすい仕事です。
求人自体は他の職種より少ない場合があるため、一般事務だけでなく「事務補助」「受付」「データ入力」などでも探してみましょう。
仕事が見つからない際の対策
何社か応募しても仕事が決まらないと、「年齢のせいで採用されないのでは」と不安になるかもしれません。
しかし、条件や探し方を少し変えることで仕事が見つかることもあります。
応募条件を一つだけ広げる
まずは、希望条件を見直してみましょう。
例えば、
- 通勤時間を少し広げる
- 週3日から週4日まで検討する
- 希望職種を増やす
- パートや契約社員も見る
など、一つだけ条件を広げると応募できる求人が増えます。
すべての条件を下げる必要はありません。
「これだけは譲れない」という条件を残しながら調整しましょう。
応募する求人を増やす
一社ずつ結果を待ってから次に応募すると、仕事探しに時間がかかります。
気になる求人が複数ある場合は、同時に応募しても問題ありません。
求人によって採用基準は異なるため、一社落ちたからといって他の会社でも採用されないとは限りません。
条件に合う求人があれば、積極的に応募してみましょう。
履歴書や職務経歴書を見直す
書類選考で落ちることが続く場合は、履歴書や職務経歴書を見直してみましょう。
特にシニアの再就職では、長い職歴をすべて細かく書くよりも、応募する仕事に関係する経験を分かりやすく伝えることが大切です。
また、「これまで何をしてきたか」だけでなく、
「週○日勤務できる」
「長く働きたい」
「接客経験を活かせる」
など、採用後にどう働けるかも伝えましょう。
ハローワークで相談する
自分だけで仕事を探していて行き詰まったら、ハローワークに相談するのもおすすめです。
求人紹介だけでなく、応募書類や面接について相談できる場合があります。
「どんな仕事なら応募できそうか分からない」という段階でも相談できるので、一人で悩み続ける必要はありません。
シルバー人材センターも利用する
パートやアルバイトで仕事が見つからない場合は、シルバー人材センターも選択肢に入れてみましょう。
一般的な求人サイトとは違う仕事が見つかる場合があります。
特に、「週に数日だけ働きたい」「月に数万円程度の収入がほしい」という人に向いています。
仕事がすぐに決まらなくても、年齢だけを理由に諦める必要はありません。
探す場所や条件、応募する仕事を少しずつ変えながら、自分に合う働き方を探していきましょう。


