「シルバー人材センターに登録したのに、仕事を紹介してもらえない…」と悩んでいる方は少なくありません
この記事では、シルバー人材センターで仕事がない理由や、仕事を紹介してもらうコツを分かりやすく解説します。
登録しても仕事がないこともある

シルバー人材センターに登録しても、希望する仕事を必ず紹介してもらえるわけではありません。
基本は月10日・週20時間以内の仕事
シルバー人材センターで扱うのは、基本的に「臨時的・短期的または軽易な仕事」です。
実際に全国平均でも、就業日数は月8~10日程度です。
週に換算すると2日程度がひとつの目安になります。
そのため、「週5日しっかり働きたい」という人よりも、「週2~3日程度で無理なく働きたい」という人に向いています。 ※仕事や地域、契約形態などによって働き方は異なります。
専門的な仕事は少ない
シルバー人材センターでは、清掃や除草、施設管理、家事援助など、地域の企業や家庭から依頼される仕事が中心です。
一方で、次のような条件を希望すると、紹介できる仕事が少ない可能性があります。
- 週5日・フルタイムで働きたい
- 毎月決まった給料を得たい
- デスクワークだけを希望している
- 前職と同じ専門職・管理職で働きたい
- 在宅ワークだけを希望している
特に「定年前と同じような働き方をしたい」という人は注意が必要です。
シルバー人材センターは、安定した雇用先を紹介する場所というより、短時間・短期間の仕事を地域の高齢者に提供する仕組みだからです。
週4~5日働きたい人や、これまでの経験を活かして専門的な仕事をしたい人は、
シルバー人材センターだけでなく、一般のシニア向け求人も並行して探した方が仕事を見つけやすいでしょう。
シルバー人材センターで仕事がない理由

シルバー人材センターに登録したものの、なかなか仕事を紹介してもらえず、困っている方もいるでしょう。
ここでは、シルバー人材センターで仕事がない主な理由を5つ紹介します。
希望する仕事に応募が集中している
シルバー人材センターでは、受付や事務、施設管理などの仕事が人気です。
特に、室内で働ける仕事や体への負担が少ない仕事には、多くの人が希望を出します。
一方、シルバー人材センターに寄せられる仕事は、清掃や草取り、植木の手入れなどの作業が中心です。
そのため、事務や受付だけを希望していると、仕事が見つかるまでに時間がかかることがあります。
地域によって仕事の数に差がある
シルバー人材センターの仕事は、住んでいる地域によって大きく異なります。
会社や公共施設が多い地域では仕事が見つかりやすい一方、人口や企業が少ない地域では、仕事そのものが少ない場合があります。
また、草取りや清掃の仕事が多い地域もあれば、施設管理や事務の仕事が多い地域もあります。
自分の地域にどのような仕事があるのかは、シルバー人材センターの窓口で確認できます。
70代以上や女性向けの仕事が限られる
シルバー人材センターは、原則として60歳以上であれば入会できます。70代や80代で働いている人もいます。
ただし、仕事内容によっては体力や経験が必要です。
例えば、重い物を運ぶ仕事や長時間立ち続ける仕事は、健康状態によって紹介が難しい場合があります。
また、女性に人気のある受付や事務、家事援助などの仕事は、募集人数が少なく、希望者が多い傾向があります。
仕事が公平に分配される
シルバー人材センターでは、特定の人だけに仕事が集中しないように、複数の会員で仕事を分けることがあります。
例えば、毎日必要な清掃の仕事を、一人が続けて担当するのではなく、複数の会員が交代で担当します。
多くの人に働く機会を作れる一方で、一人あたりの仕事の日数は少なくなります。
毎月安定した収入が必要な方は、シルバー人材センターだけでなく、パートやアルバイトも一緒に探した方がよいでしょう。
「少し働いてみたい」と思ったら、まずはどんな仕事があるのか見てみるのがおすすめです。
シニアジョブは、50代・60代・70代向けの求人を多く掲載しているシニア専門の求人サービスです。会員登録は無料で、登録すると希望条件に合った求人を確認できます。
「自分にもできそうな仕事はあるかな」と気軽に探してみることから始めてみましょう。
生きがいを目的とした制度だから
シルバー人材センターは、一般的な求人会社とは目的が異なります。
主な目的は、高齢者が仕事を通じて社会と関わり、生きがいや健康を保つことです。
そのため、毎週決まった日数を働けるとは限らず、十分な収入が保証されているわけでもありません。
「生活費を補うために毎月しっかり稼ぎたい」という方には、シルバー人材センターの働き方が合わない可能性があります。
まずは、自分が仕事に求めているものを考えてみましょう。
収入を重視する場合は、シニア向けの求人サイトやハローワークなども利用することが大切です。
仕事を紹介してもらえないときにやること

シルバー人材センターでは、登録しているだけで必ず仕事を紹介してもらえるわけではありません。
ここでは、仕事がなかなか見つからない方に試してほしい4つの方法を紹介します。
希望する仕事を増やす
事務や受付だけを希望していると、仕事を紹介してもらえるまで時間がかかることがあります。
一方で、清掃や施設管理、草取り、商品の袋詰めなどは募集が多い傾向があります。
もちろん、無理に体力仕事をする必要はありません。
「これならできそう」という仕事を少し増やすだけでも、紹介される機会が広がります。
短時間や屋外の仕事も検討する
「午前中だけ働きたい」「週2日だけ働きたい」など、働き方に柔軟性がある人は仕事を紹介されやすくなります。
また、屋外での軽い清掃や公園管理などは募集が比較的多い仕事です。
体力に不安がない方は、選択肢の一つとして考えてみるとよいでしょう。
定期的に仕事の募集状況を確認する
仕事がないからといって、そのまま何か月も待つのはおすすめできません。
新しい仕事は随時入ってくるため、定期的にシルバー人材センターへ連絡して募集状況を確認しましょう。
担当者に「何かできる仕事はありますか」と相談することで、仕事を紹介してもらえるきっかけになることもあります。
研修や講習会に参加する
シルバー人材センターでは、仕事に役立つ講習会を開催している場合があります。
例えば、
- パソコンの基本操作
- 清掃の方法
- 接客マナー
- 剪定や草刈りの技術
などを学べます。
新しい仕事に応募できるようになる場合もあるため、興味がある講習会には積極的に参加してみましょう。
仕事がないなら求人サイトも利用する

シルバー人材センターは、高齢者が無理なく働ける制度ですが、仕事の数には限りがあります。
そのため、「何か月待っても仕事が見つからない」「もっと働いて収入を増やしたい」という場合は、ほかの仕事も探してみるのがおすすめです。
シニア向け求人サイトを利用する
早く仕事を見つけたい方におすすめなのが、シニア向け求人サイトです。
60代・70代歓迎の求人が多く掲載されており、年齢を理由に応募をためらう必要がありません。
例えば、
- マンション管理
- スーパーの品出し
- 清掃スタッフ
- 施設管理
- 軽作業
- 事務職
など、さまざまな仕事を無料で探せます。
シルバー人材センターで仕事を待ちながら、求人サイトも利用すると働ける可能性が広がります。
ハローワークを利用する
ハローワークでも、シニア歓迎の求人を探せます。
職員に相談しながら仕事を探せるため、「どんな仕事が向いているか分からない」という方にも安心です。
履歴書の書き方や面接の相談ができる場合もあります。
近くにハローワークがある方は、一度相談してみるとよいでしょう。
パートやアルバイトを探す
最近では、人手不足の影響もあり、60代・70代を積極的に採用する会社が増えています。
例えば、
- スーパー
- コンビニ
- ドラッグストア
- 清掃会社
- 介護施設
- ホテル
などでは、短時間勤務の求人も多くあります。
「週2~3日だけ働きたい」という希望にも対応している求人が少なくありません。
経験を活かせる仕事に応募する
これまでの仕事で身につけた経験を活かせる仕事を探すのもおすすめです。
例えば、
- 事務経験がある方は事務スタッフ
- 営業経験がある方は接客や販売
- 工場勤務だった方は軽作業
- 運転が好きな方は送迎スタッフ
など、これまでの経験を活かせる仕事なら、未経験の仕事より採用されやすいことがあります。
自分の経験を振り返り、「今でもできそうな仕事」を探してみましょう。


