尾瀬を歩いてみたいものの、
「初心者でも参加できる?」
「個人で行くよりツアーの方が安心?」
と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、実際に参加した2泊3日の尾瀬ハイキングツアーをもとに、ツアーの行程や歩いたコース、参加して分かった注意点を紹介します。
今回のツアーは、尾瀬沼から尾瀬ヶ原までを2日間かけて歩く縦断コースです。
一般的な日帰りハイキングより体力は必要ですが、移動や宿泊の手配を任せられ、ガイドや添乗員と一緒に歩ける安心感がありました。
尾瀬ハイキングツアーへの参加を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

尾瀬ハイキングはツアー参加がおすすめ?
初めて尾瀬を訪れる方には、交通・宿泊・ガイドがセットになったツアーがおすすめです。
尾瀬は、最寄り駅や空港からそのまま入山できる場所ではありません。
バスやシャトルバスを乗り継ぎ、入山口まで移動する必要があります。さらに、宿泊を伴う場合は山小屋の予約も必要です。
ツアーなら、こうした面倒な手配を旅行会社に任せられます。
尾瀬ハイキングツアーのメリット
- 飛行機やバス、宿泊先をまとめて予約できる
- ガイドや添乗員と一緒に歩ける
- 山小屋の予約がツアーに含まれている
- 一人でも参加しやすい
今回参加したのは女性限定のツアーだったため、一人参加でも比較的参加しやすかです。
一方、団体行動になるため、自分の好きなタイミングで長時間休憩したり、写真を撮ったりしにくい点は理解しておきましょう。
尾瀬ハイキングツアーの概要
私が参加したのは、福岡空港発着の2泊3日ツアーです。
尾瀬沼から尾瀬ヶ原までを歩き、最後は鳩待峠から下山するコースでした。
| 日程 | 主な行程 | 宿泊先 |
|---|---|---|
| 1日目 | 福岡空港から羽田空港へ移動し、バスで会津方面へ | 会津アストリアホテル |
| 2日目 | 沼山峠から尾瀬沼・大江湿原を通り見晴へ | 尾瀬小屋 |
| 3日目 | 見晴から尾瀬ヶ原・山ノ鼻を通り鳩待峠へ | 宿泊なし |
尾瀬沼と尾瀬ヶ原の両方を楽しめるため、尾瀬の代表的な景色を一度に見たい方に向いています。
ただし、2日間連続で歩くため、短時間の散策ツアーより難易度は高めです。

1日目|福岡空港から会津へ移動
1日目は、福岡空港から飛行機で羽田空港へ向かいます。
羽田空港に到着した後は、貸切バスに乗り換えて会津方面へ移動。初日はハイキングをせず、会津アストリアホテルに宿泊します。
遠方から尾瀬へ行く場合、移動だけでもかなり時間がかかります。
前日に現地の近くまで移動して宿泊できるため、翌朝から余裕を持ってハイキングを始められるのは、宿泊ツアーの大きなメリットです。
この日はホテルでしっかり体を休め、翌日のハイキングに備えます。
2日目|尾瀬沼から見晴までハイキング
2日目から、いよいよ尾瀬ハイキングが始まります。
ホテルから尾瀬御池へ移動し、会津シャトルバスで沼山峠へ向かいました。
沼山峠は、尾瀬沼や大江湿原へ向かう代表的な入口のひとつです。
沼山峠から大江湿原へ
沼山峠からは、まず約20分ほど上ります。
その後は大江湿原へ向かって下っていきます。
尾瀬と聞くと、平坦な木道を歩くイメージがありますが、入山口から湿原までの間には上り下りもあります。
木道や山道は雨で濡れていると滑りやすいため、慎重に歩く必要があります。
【木道を歩いている写真】
写真では、ザックにカバーを取り付けて歩いている様子が分かります。
尾瀬は山の天気が変わりやすいため、雨が降っていなくても、レインウェアやザックカバーを準備しておくと安心です。
6月の尾瀬で水芭蕉を楽しむ
大江湿原周辺では、水芭蕉を見ることができました。

緑の湿原に白い水芭蕉が点在する風景は、まさに尾瀬らしい景色です。
尾瀬は訪れる時期によって見られる花や風景が変わります。
今回訪れた6月上旬は、水芭蕉を楽しみたい方にとって魅力的な時期でした。
ただし、花の開花状況は、その年の天候や気温によって前後します。
「水芭蕉を必ず見たい」という方は、ツアーを予約する前に例年の見頃を確認しておきましょう。
尾瀬沼を歩いて尾瀬小屋へ
大江湿原を抜けた後は、尾瀬沼ビジターセンター、沼尻、白砂峠を通り、見晴へ向かいます。

湿原の中には小川が流れ、周囲には豊かな緑が広がっていました。
尾瀬では、整備された木道の上を歩きながら自然を楽しめます。
一方、今回のコースは尾瀬沼の周辺を散策するだけではありません。白砂峠を越えて見晴まで歩くため、距離も長く、ある程度の体力が必要です。
2日目は見晴にある尾瀬小屋に宿泊しました。
山小屋では、ホテルとは設備やルールが異なります。
ツアーの案内には、シャンプー、タオル、着替え、歯ブラシなどを持参するよう記載されていました。
また、スマートフォンを使う方はモバイルバッテリーも準備しておくと安心です。
3日目|尾瀬ヶ原を歩いて鳩待峠へ
3日目は、朝早く尾瀬小屋を出発します。
見晴から竜宮十字路、山ノ鼻を通り、鳩待峠を目指すコースです。
尾瀬ヶ原は、広大な湿原の中に木道が伸びる、尾瀬を代表するエリアです。

尾瀬ヶ原は比較的平坦な場所が多いものの、最後の山ノ鼻から鳩待峠までは上りです。
ツアーの行程表では、山ノ鼻から鳩待峠までの上りは約90分とされていました。
長時間歩いた後の上りになるため、今回のコースで特に体力を使うポイントです。
鳩待峠に到着した後は、シャトルバスやタクシーで戸倉方面へ移動します。
その後は片品温泉に立ち寄り、温泉と昼食を楽しんでから羽田空港へ向かいました。
ハイキングの後に温泉へ入れるのは、ツアーならではのうれしいポイントです。
尾瀬ハイキングツアーの難易度は?
今回のツアーは、尾瀬沼と尾瀬ヶ原を2日間かけて歩く縦断コースです。
尾瀬には初心者向けのイメージがありますが、今回のような宿泊を伴う縦断コースは、簡単な散策とは異なります。
特に注意したいのは、次の3点です。
- 2日間続けて長時間歩く
- 濡れた木道や山道を歩く
- 最終日に鳩待峠まで上る
普段ほとんど運動をしていない状態で参加すると、想像以上に疲れる可能性があります。
参加前にはウォーキングだけでなく、階段や坂道を歩く練習もしておくと安心です。
体力に不安がある方は、尾瀬ヶ原を数時間歩く日帰りツアーや、歩行距離が短い初心者向けツアーから検討しましょう。
尾瀬ハイキングに必要な服装・持ち物
尾瀬は木道が整備されていますが、街歩きと同じ服装では不十分です。
実際の写真やツアーの案内から、特に準備しておきたいものを紹介します。
登山靴
尾瀬の木道は、雨や朝露で濡れると滑りやすくなります。
スニーカーではなく、防水性があり、靴底に滑り止めが付いた登山靴がおすすめです。
長時間歩くため、ツアー当日に初めて履くのではなく、事前に何度か履いて足に慣らしておきましょう。
>>登山靴を探してみるレインウェア
尾瀬では急に雨が降ることがあります。
傘では歩きにくいため、上下に分かれた登山用のレインウェアが便利です。
防寒着としても使えるため、天気予報が晴れでも持っていきましょう。
ザックカバー
雨が降ると、ザックの中まで濡れてしまうことがあります。
着替えやスマートフォン、財布などを守るため、ザックカバーも用意しておくと安心です。
ザックの容量に合ったサイズを選びましょう。
モバイルバッテリー
山小屋では、ホテルのように自由に充電できるとは限りません。
スマートフォンで写真や動画をたくさん撮る場合は、モバイルバッテリーを持参しましょう。
着替えや洗面用品
今回のツアーでは、山小屋宿泊用として次の持ち物が案内されていました。
- シャンプー
- タオル
- 着替え
- 歯ブラシ
- マスク
- 常備薬
- 絆創膏
- 消毒液
山小屋によって用意されているアメニティは異なります。
宿泊する山小屋が決まったら、事前に設備や持ち物を確認しておきましょう。
まとめ|初めての尾瀬はツアーなら参加しやすい
今回の2泊3日ツアーでは、尾瀬沼、大江湿原、尾瀬ヶ原を一度に楽しめました。
尾瀬の代表的な景色を満喫できる一方で、2日間連続で歩くため、ある程度の体力と装備が必要です。
それでも、移動や宿泊、山小屋の予約を任せられ、ガイドや添乗員と一緒に行動できるのは大きな安心材料です。
特に、
- 初めて尾瀬へ行く方
- 一人での参加に不安がある方
- 交通や山小屋を自分で手配するのが大変な方
- 尾瀬沼と尾瀬ヶ原を効率よく回りたい方
には、尾瀬ハイキングツアーが向いています。
自分の体力に合ったコースを選び、登山靴やレインウェアをしっかり準備して、尾瀬の大自然を楽しみましょう。


